先輩インタビュー鹿島工場:技術開発部 第一グループ 主席技術員技術

YOSHIHIRO  KOJIMA入社
17年目
小島義弘

新しい「発想」と「着眼」でさらなる一歩を伸ばす

小島義弘
Q1どのような仕事に携わっているか具体的にお聞かせください。
私が開発しているのは「アルミニウム電解コンデンサ」という電子部品に使われる電解液です。電解液は水や有機溶媒など、何らかの溶媒に電解質を溶かしてできるものなのですが、この電解液をいかに工夫するかによって、コンデンサの電気特性が大きく向上し、場合によっては何千時間、何万時間もの耐久時間の差が出ることもあります。コンデンサには、太陽光や風力発電、エコカーなど、様々な用途があり、用途毎にお客様の掲げる目標値というものがあります。
例えば、今までは1万時間しかもたなかったものを2万時間もたせるとか、温度が105度までしかもたなかったものを120度、150度までもたせるとか・・・。そのお客様の目標をクリアする製品を開発するのが私の仕事です。
私の場合は特殊かもしれませんが、開発や研究と合わせて、自分が作ったものを量産化させていく仕事、つまりラボからプラントへ、というところも担いながら、国内外問わず、営業と同行し、技術者としてお客様に商品説明もしています。
Q2開発の仕事のモチベーションはどこにありますか?
やはりお客様に「この製品、良いね!」と言われることです。
5000時間とか長い時間の試験に耐えて、検証結果が出るまでの間、「うまくいっているのかな?」「特性を発揮してくれているかな?」といつも気になっているだけに、「これ、うちで採用するから見積りがほしい」と言ってくれた瞬間に報われたと思います。「いつまでに何を開発する」という開発プロセスにおいて、さまざまな高いハードルをクリアしなければならない状況の中、しんどいなと思うこともよくあるんですが、それだけにやはり目標を達成して、お客様に評価されて、会社貢献できるのは何よりもうれしいです。
Q3日々の仕事に取り組むうえで、特に意識していることはありますか?
化学は「発想」が大事なんです。新しい発想をいかに思い浮かべて、それを実現できるかどうかということを確かめてみる。
自分にとって一見関係ないことでも見過ごしてしまうのではなく、"いやそうではないんだよ、何かに役に立つかもしれない"と、いろいろなことに注意を向けて、積極的に着眼していくことが大事だと思います。
私が17年間も携わっている「アルミ電解コンデンサ」についてはコンデンサ自体ができて何十年も経っていて、コンデンサの性能は、熟成されて完成度が高いものとなっています。これをさらに一歩伸ばすには、やはり、やり方を変えて新しい切り口での発想を続けていかなければ良い結果を残すことはできないと私は考えています。
今まで、私たちは世界的にも誇れる電解液のメーカーとして「品質No.1」というブランド力もあったと思うんですが、中国メーカーも技術力をつけてきて脅威となっています。
やはり意識を変えていかないと競争には勝ち残れませんし、決して楽観視はしていません。
Q4富山薬品工業の好きなところ(魅力)はなんですか?
やはり「化学一筋」なところですね。私が入社した当時は、電子部品一本で、具体的には「アルミ電解コンデンサ」と「リチウムバッテリー」の2本柱だったのですが、いたずらに手を広げようとせず、その二本柱をしっかり伸ばしていこうという堅実な経営と社風、従業員もすごく真面目にやっている、そういう雰囲気が好きです。
また、震災により被災した大熊工場の苦難を乗り越えられたのも、地道にコツコツと築き上げた、その分野では誰にも負けない、という確固たる地位を築いてきたからだと思います。
職場の雰囲気は、細かい決まりごとがなく、「技術開発部 ○○グループ」といったように所属グループはありますが、「あのグループだからこの仕事」という厳密な分け方ではないので、比較的声は通りやすいし、予算も自分が「やりたい」と言えば通りやすいというか、自分がやりたいと思ったことはそれなりに実現しやすいのかな、というのはあります。
テーマを持っている方にとっては働きやすい職場だと思います。
Q5今後の夢とか目標はありますか?
「お客様の掲げる目標値をクリアする製品を開発すること」、それは今までも、これからも、私の日々の目標となりますが、今までにはない"より優れた独自のヒット製品"を生み出して、大量生産の受注につなげて「専用工場を建てる」・・・というのが目標です。
開発の成果をしっかり見える形に残して、会社に貢献したいと思っています。
Q6これから入社を希望されている方へメッセージをお願いします。
私は学生時代、安定した職業を目指して化学でない分野を専攻したりもしましたが、就職の決定的なきっかけはありませんでした。そんな中、やはり「化学」が好きで、やるのであれば自分が好きなことをやりたいという思いが強く、富山薬品工業に入社しました。
まずは、面接の際に「自分が何をやりたいか」ということを明確に、きちんと伝えた方がいいと思います。
最初の配属で希望するところに行けなくても、会社側はそれをしっかりと記録し、後々の成長(キャリアアップ)につなげてくれます。
できれば難しいことにぶち当たっても何とかしていこうという前向きな姿勢、動じずに困難に立ち向かう姿勢をもっていて欲しいと思います。スピード感も大事です。
熟考することも大事ですが、どんな仕事にも納期や期日が決まっているところは、やはり学生時代とは違うところなので、環境に応じて柔軟に対応していく力が必要となります。
色々なことを体験・経験できる職場でもあり、潜在的な能力も伸ばしてくれる会社です。
色々やってみようというチャレンジ精神のある人は、大きく成長できると思いますし、歓迎します。
マイナビ
小島義弘

一日の流れ

8:00出社
8:30朝礼・メール対応
9:30打ち合わせ
10:30文献・特許調査
11:30実験準備
12:00場内食堂にて昼食
13:00実験
17:00後片付け
17:30デスクワーク(実験レポート、顧客向けプレゼン資料の作成)
19:00退社
小島義弘